ずいぶん時間が空いてしまいました。
理由はいろいろあるけれど、いちばんは自分自身の総合的バイタリティの低下です。
カミロさんへの思いは何も変わっていないけど、それを外に向けて発信するということに対して以前ほどの熱心さを持続できなくなっていた。世の中の状況とも相まって、自分もいまいち「元気が足りない」状態になっていた。そんな感じの一年超でした。
しかし!
2021年11月23日。ついに2年2か月ぶりにカミロさんの新たな限定Ver.が登場しました。
これについてはまだお迎えからわずか3日でここに書けるほどの整理ができていないので、のちのち追加していくことにして。先に現時点での所感を述べておくなら、もうあらゆる意味ですばらしい限定バージョンでした。ありがとうございます!
前回の『光へ向かう気高き翼』のことは決して嫌いとか否定したいとかいう気持ちはないのだけど、その前の『摩天楼に降る涙』があまりにも好きだったせいで、どうしてもいくつかの割り切れない部分が余計に気になってしまっていました。たぶんいずれも、『摩天楼』以前であれば何も気にしなかったと思われる部分です。心のどこかで感じていた、「今後自分の中で摩天楼を超えるカミロさんにはもう出会えないかもしれない」という思い。あとは、とりわけ立ち絵の傾向に見られる、公式側が「夢100」にもたらそうとしている変化への不信感。それらが払拭できないまま二年以上というこれまでにないインターバルが開いてしまったせいで、なんとなく諦観のような思いを抱えていたこの一年でした。
けれど今、『The Endless Sky』という今年のアニバーサリーイベントへの追加キャラとして、思わぬ形で彼と再会することになりました。そうして私の目の前に現れた最新のカミロさんと彼の姫は、私が望んでいた彼らの姿のままでした。
『摩天楼』を超えたとは言えないかもしれない。けれど少なくとも、それに迫る勢いで心から「好き」と言えるイベントVer.に出会うことができた。そのことがとにかくうれしくて、言いたいことや好きなところがたくさんあって整理することも追いつかない。そういう幸福な状態にいまあります。
繰り返すけれど、『気高き翼』が決して悪かったわけではありません。好きなところも発見もいっぱいあるいいお話でした。だけど、『摩天楼』の後にしっかりとその先へ進ませてくれたのは、今回の『The Endless Sky』だった。そういうことです。
そしてここからは宣伝になるのですが、2日後に迫った夢100オンリー「愛しのスリーピングプリンス13」で新刊『星の一秒 Across the Horizon』を頒布します。
これは私にとって初めての、特にカプ要素のない複数王子を主人公とする長編の小説になります。いつも通りのカミロさんが、同じ年齢の二人の王子──海賊の王子ダグラスさんと、遊牧民族の族長の息子ライアンさんと出会い、ともにひとつの大きな「冒険」を達成するというお話。ずっと書いてみたかったこの三人の物語を、ようやくこうして形にすることができました。
これは偶々だけど、夢世界を襲った未曽有の危機に立ち向かうとか、他にもいろいろと今回のEndless Skyとも通じる要素があったりします。
イベント当日の夜から通販も開始する予定ですし、二週間後のエアオンリーにも新刊出品という形を取らせて頂こうと思っているので、ご興味持っていただければうれしく思います。
Comments